納得いただいた上で治療プランをお選びくさい

根管治療は、歯科医院により色んな治療法があります。
「歯を抜かずに残したい」「痛いのはイヤ」「できるだけ安価にしたい」等、お一人おひとりの価値観やご希望に寄り添い、最善の治療を提供します。

根管治療が必要(歯の根の治療が必要)と言われた方

根管治療とは

根管治療とは、歯の奥まで感染してしまった場合に、歯を残すために行われる保存治療の一つです。

精密根管治療

根管治療では、歯の根管内にある感染してしまった歯髄や細菌を丁寧に取り除き、根管内を徹底的に無菌状態にしてから、薬剤を隙間なくつめて密封します。

歯髄の役割と根管治療が必要となる理由

歯の神経や血管が入っている「歯髄」が感染・炎症を起こしてしまった場合は根管治療が必要になります。
むし歯が進行してしまった、外傷により歯が欠けてしまったなどが原因としてあげられます。

歯髄には、歯に栄養を送る血管が通っており、また、冷たい・熱いなどを感じる神経も通っています。そのため、歯の寿命を長く保つ上で、歯髄は健康な状態で保存されていることが望ましいです。
しかし、歯髄がひとたび細菌感染して炎症が根管の奥深くまで進行してしまった場合は、全身に感染が拡がる危険があります。その場合は、即座に感染箇所を取り除き、素早く治療を行うことが、歯や全身の健康を守るために重要です。

当院が行う精密根管治療とは

当院では、歯科用顕微鏡である「マイクロスコープ(マイクロエンド)」を使用した精密根管治療を積極的に行っています。 マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない根管の細部まで拡大して確認しながら、より精密で確実な治療を行うことが可能になります。

中野坂上駅から5分の歯科医院です

TEL

03-6300-4682

今すぐかかりたい方はお電話ください。

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24時間受付・初診のみ

どんな人が根管治療をするの?

根管治療が必要になるのは、主に以下のようなケースです。

虫歯が奥深くまで進行して、歯髄(歯の神経)まで達してしまった方

深い虫歯によって歯髄に細菌が感染し、激しい痛みやズキズキとした炎症が起きている場合などです。

歯の根の先に膿が溜まるなど、歯の周辺組織に病巣ができてしまった方

過去の治療で取り残された細菌などが原因で、歯の根の周囲の骨に炎症が広がり、痛みがなくてもレントゲンで影が見つかることもあります。

歯の神経が炎症を起こし、耐えられない痛みを感じている方

冷たいものや熱いものがしみたり、何もしなくても強い痛みがあったりする場合、歯髄が炎症しているサインかもしれません。

転倒などの外傷により、歯が折れたり欠けたりして歯の根管が大きく露出してしまった方

外からの細菌感染を防ぎ、歯を保存するために根管治療が必要となることがあります。

根管治療によって感染箇所がなくなると、それまで感じていた辛い痛みが軽減することが期待できます。

根管治療の症例① 抜髄

28歳 女性 左上の奥歯が眠れないぐらい痛んだ方

治療を終えて現在、患者様は痛みもなく快適に過ごされており、最終的なかぶせものの治療まで完了しています。

患者様の主訴と初診時の状況 この患者様は、「夜も眠れないほどの強い痛み」を訴えてご来院されました。 虫歯がかなり進行しており、強い痛みに加え、冷たいものや温かいものがしみ、日常生活にも支障が出ているご様子でした。
診断と治療の必要性 診察の結果、むし歯が歯の深い部分、歯の神経(歯髄)まで到達し、「急性歯髄炎」という非常に炎症の強い状態と診断。 このまま放置すると、感染はさらに歯の根の先へと進み、周囲の骨が溶けてしまうことが考えられ、抜歯の選択肢もでてきます。 ご自身の歯を残すためにも、感染した歯髄(神経)を取り除く根管治療が緊急に必要な状況でした。
精密根管治療の内容 患者様の状況と選択肢をお伝えした結果、精密根管治療を行いました。 感染してしまった歯髄は、シャーペンの芯よりも細い0.5mm以下の根管内にあります。マイクロスコープという顕微鏡を使って術野を拡大して、細部にわたって丁寧に洗浄・消毒し、根管内を清潔な状態にしました。
最後に、根管の中に再び細菌が入らないよう、特殊な詰め物(根管充填材)で隙間なく緊密に封鎖し、一時的な仮の蓋をして根管治療は終了となります。
治療後の経過 精密根管治療によって、強い痛みは劇的に軽減されました。 その後、根管内に再び問題が起きていないか、慎重に経過観察を行いました。

根管治療の症例② 感染根管治療

29歳 女性 奥歯のかぶせ物がとれてしまった

再根管治療前後のレントゲン写真

根管治療した歯を再度治療する「再根管治療」を行いました。

患者様の主訴と初診時の状況 この患者様は、「かぶせ物がとれた」とご来院されました。痛みは全くなく、ただ以前むし歯治療したかぶせ物がとれたようでした。
診断と治療の必要性 診察の結果、過去に根管治療を行った歯に根尖病巣がありました。 このまま放置すると、感染はさらに歯の根の先へと進み、周囲の骨が溶けてしまうことが考えられ、抜歯の選択肢もでてきます。 ご自身の歯を残すためにも、再根管治療が緊急に必要な状況でした。
精密根管治療の内容 患者様の状況と選択肢をお伝えした結果、精密根管治療を行いました。 以前の治療で使用した詰め物をすべて取り除き、マイクロスコープという顕微鏡を使って術野を拡大して、細部にわたって丁寧に洗浄・消毒し、根管内を清潔な状態にした後、根管充填を行いました。
治療後の経過 治療から1ヶ月後・3ヶ月後・6ヶ月後に経過観察をして、問題がなかったので、最終的なかぶせものの治療をして完了しました。

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精密根管治療に関する当院の3つの特徴

当院では、患者様のお口の健康を第一に考え、精密な根管治療を提供するための体制を整えています。

当院の特徴① 患者様への情報提供コミュニケーション

根管治療は、軽いむし歯と異なり、その歯の健康寿命に大きな影響を及ぼします。当院では治療を開始する前に、現在のお口の状態、なぜ根管治療が必要なのか、どのような治療方法があるのか、それぞれのメリット・デメリット、治療期間や費用について、丁寧に説明します。
患者様にご理解、ご納得いただいてから、治療を開始します。

当院の特徴② 治療の長期予後を第一に考えた治療技術

根管治療の成功率を高め、治療した歯を将来にわたって長持ちさせるためには、根管内を無菌化に成功することが重要です。ところが根管はシャーペンの芯よりも細く、複雑な形状をしているため、治療の難易度は高いです。そこで、根管治療のために開発された先進的な技術や歯科材料を取り入れています。(保険適用外の治療となります)

マイクロスコープを用いた治療

シャーペンの芯よりも細い根管内の汚れを取りきるためには、肉眼での作業には限界があります。マイクロスコープを使って治療することで肉眼の最大約30倍もの視野を確保できるため、より正確で安全な処置が可能になります。

ラバーダム防湿

治療する歯だけを薄いゴムのシートで隔離し、唾液や口腔内の細菌が根管内に入るのを防ぎます。根管内を無菌状態に保つために、非常に重要かつ必須の手法です。
ここまでは無菌的な環境を作り、複雑な形態に対してしっかりと見ながら細菌を除去していく準備が整った状態です。
ここから様々な器具・器材・薬剤を使用して徹底的に汚れ・細菌を除去していきます。

ニッケルチタン製ファイル

ニッケルチタンファイル根管内の汚れを取るときはファイルという「やすり」を使います。
保険診療では、ステンレス製ファイルを使われることがほとんどですが、当院ではよりしなやかで折れにくい特性をもったニッケルチタン製のファイルを使用しているので、より安全かつ効率的に清掃が可能になります。

エンドアクチベーター、UltraX

エンドアクティベーターNi-Tiファイルで根管を拡大しただけでは、細菌は取りきれません。より細かい汚れ・細菌を徹底的に除去するためにエンドアクチベーターという音波洗浄機、UltraXという超音波洗浄機を用いて根管内を徹底的に洗浄していきます。

組織の再生効果を期待できる充填剤・MTAセメント

根管内を清掃した後は、充填剤で封鎖して、細菌が入り込むのを防ぎます。 保険診療ではユージノールという次第に吸収していくセメントを使用しますが、精密根管治療では、高性能なセメント材・MTAセメントを使用します。 生体親和性、殺菌性、封鎖性に優れ、封鎖後に歯の組織を再生する効果も期待できます。

このように保険診療という枠だけに留まらず、根管治療の要所に先端技術を活用することで、根管治療の成功率を飛躍的に高めることが期待できます。

当院の特徴③ むし歯以外の病巣ができても、専門医が対応

根管治療をする方の中には、むし歯が進行してしまったケースもあれば、外傷により歯が破折してしまったケース、過去の治療が原因で歯茎や顎の骨にまで感染が拡大してしまったケースなど様々です。
当院には、根管治療の専門知識を持つ歯科医師に加え、口腔外科・麻酔科など各分野の専門的な知識と技術を持つ歯科医師が在籍しており、連携体制を整えているため、様々な症状に対応しています。
総合歯科医院として機能しており、合併症がある方にも安心して診療を受けていただけます。

メンバー
一般歯科 小児歯科 審美歯科 口腔外科 矯正歯科 インプラント 義歯 麻酔・全身管理 有病者対応 デンタルコーディネーターによるカウンセリング ほか

当院の特徴④ 痛みに対する最大限の配慮

「根管治療は痛い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。当院では、患者様にできる限り痛みを感じさせないよう、様々な配慮を行っています。
通常のむし歯治療の時と同様に、局所麻酔を行っています。また、当院の麻酔医と連携して、通常の麻酔が効きにくい場合は伝達麻酔や全身麻酔を使用することも可能です。
中でも、全身麻酔に近い麻酔のひとつ、静脈内鎮静法は、うとうと眠っているような状態で治療を受けることが可能です。
歯医者さんが極度に苦手な方や、治療時間が長くなる場合などに有効です。

精密根管治療の流れ

当院では根管治療を行う際、次のような流れで治療を行います。

1.診察・画像診断 患部の診察に加え、レントゲンや歯科用CTなどを用いて根管の形態や状態を詳細に把握します。
2.説明 診断結果に基づき、治療方法や使用する機器・材料、期間、費用などについて丁寧にご説明し、治療計画を決定します。
3.根管洗浄・形成 ラバーダム防湿を行い、マイクロスコープ下で感染源の除去と根管の清掃・形成を行います。通常、この工程に十分な時間をかけます。
4.根管充填 清潔になった根管内に、隙間なく薬剤を充填して密封します。
5.経過観察 治療した歯の経過を観察し、問題がないか確認します。
6.補綴(ほてつ)治療 根管治療を終えた歯を補強し、機能を回復させるためのかぶせものなどの処置を行います。

通常の保険診療では、1診察から4根管充填までに数か月かかりますが、自費診療では2~3回のご来院で完結することが多いです。※状況によります。

精密根管治療を行う歯科医師の紹介

当院では、精密根管治療に専門的なトレーニングを受け、経験を重ねた歯科医師が治療にあたります。

歯科医師:院長 大金瑞樹
所属:日本歯内療法学会、日本顕微鏡歯科学会
精密根管治療の専門歯科でトレーニング受講

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根管治療をしても治らなかったら~根管治療だけでは治らないケース~

お口の状態によっては、根管治療に成功しても、歯ぐきの痛みや腫れが収まらず、外科的な処置を必要とするケースがあります。

47歳女性 歯根端切除術の症例

治療を終えて現在、患者様は違和感もなく快適に過ごされており、最終的なかぶせものの治療まで完了しています。
患者様の主訴と初診時の状況 歯に「なんとなく違和感がある」という主訴でご来院されました
診断:レントゲンで判明した根尖病巣 レントゲン撮影の結果、違和感の原因は、複数(3本)の歯の根の先に広がった大きな病巣(根尖病巣)であることが判明しました。患者様のお話から、小学生の時の外傷が原因で神経が死んでしまい、自覚症状がないまま病巣が長い時間をかけて進行していた可能性が高いと考えられました。
精密根管治療 根尖病巣を治すため、3本の歯すべてに精密根管治療を行ないました。根管治療の後は経過観察をしますが、2本の歯は問題なく完治、1本の歯は病巣が縮小・消退しませんでした(根管充填半年後レントゲン参照)。
外科処置(歯根端切除術) 外科処置直後のレントゲン写真では、病巣を取り除いた部分が一時的に骨のない「黒い影」として見えます。今回、適切に外科処置が行われたので、新しい骨が再生し、術後半年のレントゲン写真では影が薄くなっています。病巣があった箇所が新しい骨によって満たされてきているのが分かります。つまり、外科処置が成功し、周囲の組織が健全に治癒に向かっています。

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歯を守る専門家チームで患者さんの健康を守ります。

中野坂上サークル歯科クリニック 内観 営業時間

★ 9:00〜15:00

休診日:木、日、祝日

※受付時間は、診療終了時間の30分前までとなっております。

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